東陵ルートの魅力
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石鎚山系の自然の「なぜ?」に迫れる最良ルート
石鎚山の麓から山頂(弥山-石鎚神社 奥宮 頂上社)に至るには、土小屋、成就社(西之川、河口)、面河渓、保井野の4つの登山口があります。
当社がご案内する石鎚山の東陵ルートは、裏参道の土小屋(石鎚スカイライン)ルートを進むも、東陵基点より通常ルートから分かれ、日照が長い南面を望みながら、南先鋒、天狗岳へと進みます。
春にはアケボノツツジなど花々、夏には緑、秋には紅葉、晩秋には霧氷や雲海など、四季折々の変化が豊かな石鎚山でも、北面の姿とは違った姿を楽しめます。
こうした植生の変化をもたらした石鎚山の地質・地形の謎を読み解くには、このルートにヒントが隠されています。
矢筈岩、南先鋒の柱状節理、天狗岳の北壁・・・
そして、石鎚山の山頂(弥山)に至るルートの中でも、東陵ルートは最も眺望を楽しめるコースであると同時に、そのルート上には、墓場尾根などの岩登りなどもあり、スリリングな気分も味わえます。
石鎚山を登ったことがある人に、是非とも一度は登って欲しいトレッキングコースです。
東陵ルートのポイントを少し紹介します。
墓場尾根 ①
柱状節理で割れた岩がまるで墓地の墓石ように競り出していることから名付けられたスポット!!
他のルートから行くことができない石鎚山の隠れた名所です。
墓場尾根 ②
墓場尾根へ行くルート上には岩場の斜面を進まないといけないので、景色も抜群ですが、ちょっとスリリングです。
この他にも、岩登りもあります。
カニの横這い
斜面をカニのように歩くことから名付けられたポイントですが、眼下に笹の原に、秋には紅葉も楽しめます。
石鎚の南面の植物の多様性がよく見れます。
裏天狗岳
裏天狗岳弥山から見る天狗岳とは違った反対側から天狗岳に向かいます。南先鋒から天狗岳までのナイフエッジの尾根ルートも楽しい。
風が強い日は、よりスリリングです。
笹掻き
ルートの中途には、ほとんど身長を覆うほどの丈になった笹が生い茂っている箇所があります。
笹のトンネルをかき分けるようにして進みましょう。
ロッククライミング
コース中途には、岩登りをする箇所が何カ所かあります。
雨天時、ゲストの体力などに応じて、ロープとハーネスを使用してサポートをしますので、チャレンジしてみましょう。
土小屋から弥山までの歩行距離は、水平換算で4.2キロ程度(往復で9.2キロ程度)
所要時間は、8時間程度
帰りは、通常の土小屋ルートを戻ります。鎖場は通りません。

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石鎚山系は、1900m級の高さの岩壁のごとく、四国を南北に分断するかのようにそびえ立っています。
北面と南面でその表情が全く異なります。
北面が切り立っているのに対して、南面は、緩やかであり、日も当たることで、非常に植生が豊かです。
にもかかわらず、南面を望む登山ルートは限られています。
通常のルートでは出会えない、石鎚のもう一つの姿に触れてみませんか?
参 加 料 金
1名様:12,000円(税込)
ツアー参加者2名以上から開催します。もしツアー参加者がお1人のみでのご参加を希望される場合は、2名分の料金となります。
料金に含まれるもの
ガイド料、保険料、ハーネスレンタル料
ツアー代金にお弁当・おやつ代は含まれておりませんので、ご自身でご用意をお願いします。
特典・サービス
ツアー写真データダウンロード
お支払い方法
現金・コンビニ決済・クレジットカード決済
ツアー当日のお支払いは、現金のみの扱いとなります。
時 間
集合8:00/解散16:30
解散時間は、天候、お客様の体力等によって前後しますこと、ご了承ください。
期 間
5月初旬~11月末(天候により前後します)
コース難易度
中級 ★★★☆☆
参 加 資 格
中学生以上65歳未満の健康な男女
小学生のご参加はできません。
65歳以上でご参加希望の方は、別途ご相談ください。
ガイドレシオ
6名
ガイド1人当たりに受け持つお客様の最大人数です。ガイドレシオを超える場合は、もう一人ガイドが付きます。
キャンセルについて
お客様ご都合のキャンセルの際、キャンセル料が派生する場合があります。
ツアー規定について
集合場所
土小屋駐車場東屋(久万高原町)
土小屋までは、石鎚スカイライン経由と瓶が森林道経由の2ルートがあります。石鎚スカイラインは、通行時間が制限されていますので、ご注意ください。
準備していただくもの
ヘルメット、ロープ、ハーネス等の登山用品は、当社で準備致しております。
その他の以下の個人装備は、ご自身で準備をお願いします。
当社ではレンタルサービスをしておりません。
☑ 軽快な登山の服装(速乾性のシャツ、ストレッチ性のズボンなどがお勧め)
☑ 雨具(ゴアテックスのジャケット上下など・ポンチョは不可)
☑ トレッキングシューズ(歩きやすいもの、岩場を歩く)
☑ 帽子
☑ 手袋(軍手も可)
☑ ザック(容量20リットル程度)
☑ カメラは防水して(念のためジッパー付きポリ袋などご用意ください)
☑ ストック(下りが苦手な方は準備されると安心です)
☑ 昼食、おやつ
☑ ドリンク(500ml.×2本が目安)
☑ その他、必要に応じて担当ガイドからご連絡します。
※ 藪漕ぎをする際は、雨でなくても、朝露などで濡れる場合がありますので、防水タイプのズボン(もしくはスパッツ)は用意してください。
コース参加上の注意事項
トイレは、出発点(土小屋)と頂上小屋と二の鎖下の三カ所にありますが、トイレがご心配な方は携帯トイレをご準備ください。
コース上には岩登りなどがありますので、或る程度の運動能力が必要となりますので、ご自信のない方のご参加はご遠慮お願い致します。
※ 参加可能か不安な方は、お気軽にお問い合わせください。
雨天の予報の際は、原則ツアー中止となります。
ツアー規定などの注意点
ベストシーズンは、何処か?
石鎚スカイラインが開通している4月末から11月末までがシーズンとなります。
標高が2000m近くあるので、この中で四季を感じることができます。
そして、石鎚山は、四季折々で多彩な表情を見せてくれます。
春は、新緑の花の色が生命の息吹を感じさせてくれ
夏は、深緑が生命の躍動を・・
秋は、紅葉の赤に癒されて
冬は、霧氷の白が清々しさを与えてくれるでしょう
一般の登山客のピークは、紅葉シーズンです。
そして、東陵ルートは、植物が多様な石鎚山の南面を望むので、ルート上の景色も紅葉も非常に色鮮やかになっています。
しかし、紅葉だけでなく、四季折々の変化が楽しい。
是非、秋だけではない、石鎚の奥深さを感じてくださいね。
春(Spring)-4月~6月
石鎚山が華やかに色づく季節です。
タムシバ、ショウジョウバカマ、イワカガミ、ユキワリソウ、イワキンバイ、コメツツジ、ショウジョウバカマ、ミヤマダイコンソウなどが可愛い花を咲かせます。
イシヅチサクラのような固有種も見られます
夏(Summer)-7月~8月
夏の始まりは、やはり山開きです。ほら貝の音が鳴り響き、霊峰としての石鎚が改めて実感できる季節です。
新緑から深い緑へと色が変化していく中、生き物たちも活発に動いています。
もちろん、花も楽しめます。
ヤマアジサイ、シシウド、ツルギハナウド、ナンゴククガイソウ、ミソガワソウ、ハガクレツリフネ、シモツケソウ、バイケイソウ、タカネニガナ、フクリンササユリ
石鎚山の1700m以上には、高山植物がみられます。
秋(Autumn)-9月~10月
石鎚山が紅葉で色付く季節です。
紅葉は、9月の下旬から山頂から色付いて行き、気温の低下と共に、徐々に降りて行きます。
10月上旬は、石鎚山が一般の登山客でもっとも賑わう季節です。
リンドウ、オタカラコウ、ホソバノヤマハハコ、ミヤマアキノキリンソウなどが咲きます。
石鎚の山は、一面が赤く染まるのではなく、ロウソクのように点々と赤く色づいているのが特徴です。
冬(Winnter)-11月
石鎚の冬の到来は早いです。
紅葉が終わった後は、すぐに冬模様になります。
石鎚スカイラインが冬季閉鎖される11月末まで、雲海と霧氷が楽しめます。
まるで白いトンネルのようになる樹氷の景色は、本当に幻想的です。
石鎚の北壁のみに雪がつき、北と南のコントラストが際立つのも面白いです。
紅葉シーズンの喧騒が嘘のように、登る人も少なくなり、お薦めです。
厳冬期(Midwinter)-12月~3月
霧氷の季節が終わると、石鎚山は、本格的な冬山へと変貌します。
石鎚スカイラインが閉鎖されていますので、主な登山が表参道ルートからとなりますが、年にもよりますが、2の鎖から弥山までのルートは、ピッケルやアイゼンなどが必須になり、非常に難しくなります。
初めての方は、冬山登山の経験者と一緒に行くようにしましょう。